【がんを知る】第18回:多発性骨髄腫の基礎知識
今回は「多発性骨髄腫」について、森の奥深く、骨の中で静かに進行するがんを、やさしく解説していくね 🪵
🪵【がんを知る】第18回:多発性骨髄腫の基礎知識
こんにちは、エリンです。今回は「多発性骨髄腫(たはつせいこつずいしゅ)」について。これは血液のがんの一種で、骨の中にある「骨髄」で異常な形質細胞が増える病気なんだ。森で言えば、木の幹の中に静かに広がる空洞のような存在かもしれないね。
🌿 多発性骨髄腫とは?
骨髄腫は、形質細胞(免疫を担うB細胞の一種)ががん化して増殖する病気。正常な抗体を作る代わりに、異常な「Mタンパク」と呼ばれる物質を作り出し、体にさまざまな影響を及ぼすんだ。
「多発性」とは、複数の骨に病変が現れることを意味しているよ。
🔍 主なリスク要因
- 高齢(60歳以上に多い)
- 男性にやや多い
- 家族歴
- 放射線や化学物質への曝露
- 肥満や慢性炎症との関連も示唆されているよ
⚠️ 多発性骨髄腫の症状
- 骨の痛み(特に背中や腰)
- 骨折しやすくなる(病的骨折)
- 貧血による倦怠感・息切れ
- 感染症にかかりやすくなる
- 高カルシウム血症(吐き気・意識障害など)
- 腎機能障害(尿の異常・むくみ)
症状はゆっくり進行することも多く、「年のせいかな?」と見過ごされがちなんだ。
🧪 診断と検査
- 血液検査(Mタンパク、カルシウム、クレアチニンなど)
- 尿検査(ベンス・ジョーンズ蛋白)
- 骨髄検査(骨髄穿刺)
- 画像検査(X線・MRI・PET-CT)
🌱 治療法
- 化学療法(ボルテゾミブ、レナリドミドなど)
- ステロイド療法
- 自家造血幹細胞移植:若年者や体力のある人に
- 放射線療法:骨の痛みや病変に対して
- 支持療法:骨を守る薬(ビスホスホネート)や感染予防など
治療は長期にわたることが多いけれど、新しい薬の登場で生存率も改善してきているんだよ。
次回は「腎臓がん」について、体の“ろ過装置”にできるがんをテーマにお話ししようかなと思ってるよ 💧

